小学校受験の基礎になるのは読解力
小学校受験ではいろいろなことを勉強しなければなりませんが、基礎になるのは読解力です。文章を読んで、その文章の内容をきちんと理解する力です。この力が不足していると、希望する学校に合格するのは難しくなります。読解力を付けるために良い方法は、子供を本好きにすることです。本好きになって、自分から進んで本を読むようになれば、読解力を自然に見つけることができます。小さいうちから本が自分で読める子はいません。まず親が読み聞かせをして、本の面白さを子供に伝えることが大切になります。現代はゲームをはじめとして、子供が興味を持つ刺激的なものがたくさんあります。読書に興味を持たせるのは簡単ではありませんが、面白いお話を読み聞かせしたら、本好きになってくれます。本好きになると、読解力が上がるので算数なども前より良く出来るようになります。
北海道の小学校受験について
わたしが住んでいる北海道では、あまり幼稚園や小学校の受験というのは盛んではありません。受験といえば、高校受験からというのが一般的なイメージだという方が多いでしょう。公立の小学校に通っていて、中学校から私立を受験して入学するというケースもあります。もちろん、都市部では小学校から受験させるという家庭もありますが、本州の地域に比べればまだまだ少数派でしょう。そもそも、北海道には小学校受験を行っている学校自体が少ないので、おのずと公立を選ぶ子の方が多くなります。もちろんそんな環境の中でも、受験する子は事前に塾などに通い、しっかり準備してから受験にのぞんでいます。一年生から一人で電車通学している姿は、すごいなと感心します。本州から嫁いできた方や引っ越してきた方にとっては、北海道の受験事情は少し驚く方もいるかもしれませんね。
小学校受験には親も積極的に参加する
小学校を受験するのは子供ですが、両親も小学校受験に積極的に参加しないと、合格は難しくなります。受験の時は親の面接もあります。子供に向かって、勉強しなさいと言うだけでは、かえって子供のマイナスになります。子供には勉強をするように命じて、自分はテレビを見ていたら、子供の勉強に対する意欲は低下するでしょう。できるだけ本を読んで、読んだ本の内容を子供に分かりやすく教えましょう。子供が関心を持つようなことを聞かせたら、子供の知的な好奇心は大きくなります。知的な好奇心があれば、勉強をするのも楽しくなります。子供に勉強を強制するのはやめましょう。矯正されて覚えたものは、頭の中に残りません。子供が本来持っている学ぶ意欲を引き出すことが大切です。そのためには大人も読書をして、親としての知性を磨く必要があります。